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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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ホワイト研究パート2。【画材研究】

猫のヒゲ表現のためにホワイト系の画材をいろいろ試しています。今回は色鉛筆系のホワイトをテストした結果をまとめてみました。






100均の黒画用紙に描いたものを撮影。画像の順と以下の評価の順は同じです。



・三菱880色鉛筆・しろ:透明度が高めで隠蔽力は弱い。


・トンボ色鉛筆・しろ:三菱880に似た感じだが、三菱よりは「白」色感が強いかも。


・三菱ダーマトグラフ水性・白:隠蔽力は思ったほど高くない。塗り重ねればある程度濃くはなるが、それでも下地はかなり透ける(油性でも同様の隠蔽力なのかは不明)。


・三菱ポンキー・しろ:隠蔽力はダーマトグラフ水性より少し上という感じ。繰り返し重ね描きすればある程度濃くすることは可能だが、シャープで繊細な線引きは難しい。サクラクーピーのような全軸芯タイプで外側に巻紙がしてあるが、芯と紙が接着してあって、削る時はこの巻紙ごと削る方式らしい。


・ダーウェントカラーソフト・ホワイト:ソフトタイプの色鉛筆と言うことで、ハードタイプに比べて白の隠蔽力の高さを期待したが、ポンキーやダーマトグラフ水性などと同程度だった。高価なためコスパも低い。


・サクラクーピーペンシル・しろ:たまたま持っていたクーピーからしろをテスト。他と大差ない隠蔽力。全軸芯タイプの色鉛筆として有名で、その性質を利用すれば面塗りには便利だと思うが、猫のヒゲを描くのには向かなそう。


・ダイソー48色クレヨン:透明度が高く隠蔽力なし。


・ダイソー18色オイルクレヨン:白がくっきり映えて下地を透かし難いが、細かいコントロールは難しく細い線を引くのは無理がある。定着性もやや弱く裏移りしやすい。


・GENERAL'S・チャコールホワイト:(申し訳ないが、画像には入っていません;)いわゆるチャコールペンシルのホワイト版。白がくっきり映えてなかなかの性能。細かいコントロールもやりやすい。ただ下地によってはうまく色が乗らないようだ。定着性が弱く裏移りしやすく、また薄れやすい。

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驚きの白さ。【画材研究】

今日はホワイト(修正液的な)についてちょっと検証してみた記録です。

ヒゲやハイライトの表現にホワイトを使うため、他の画材とは別に調べておく必要があるなと思ったので。



まずは、エフ水彩で塗った上からホワイトを塗ったもの。



※下塗りが足りてませんが、気にしてはいけない。


左からドクターマーチン・ブリードプルーフホワイト、同ペンホワイト、ゴールデンアクリリックス・チタニウムホワイト、ホルベインアクリラ・ジンクホワイトです。


アクリル絵具は全く修正用ホワイトとしての役に立っていません。ブリードプルーフホワイトとペンホワイトはさすがの性能です。

隠蔽力はペンホワイトよりブリードプルーフホワイトのほうが高いのですが、ブリードプルーフホワイトは気泡の痕跡みたいなのが残るのが気になります。また、やや粘性が高いので、実際に使う時は溶き皿などに取って少し水で薄めたほうが良いようです(薄め過ぎると隠蔽力が落ちたり、水溶性の下地を溶かしてしまう可能性があります)。
ペンホワイトは薄めなくてもほぼそのままで使えます。手軽さで言えばこちらが上になりそうです。

それから、ブリードプルーフホワイトは長期保存すると成分が結晶化するようで、この結晶はいくら混ぜても元の溶けた状態には戻らないようです。たぶんこの結晶化の性質のためだと思いますが、厚塗りすると表面に細かいシワのような痕跡が現れます。広い面積で塗る時は注意が必要かも。
ペンホワイトは、ブリードプルーフホワイトのような結晶化は見られません。

あと、これはじっくり比べてみて分かる程度の差異ですが、ブリードプルーフホワイトはペンホワイトに比べてわずかに黄みがかっており、ペンホワイトのほうは青みがかって見えます。



アクリル絵具を塗った下地でも試してみました。





順番はさっきと同じです。


意外なことに、下地が水溶性でない場合はチタニウムホワイトの隠蔽力が群を抜いています。透明度高めと言われるジンクホワイトも、ペンホワイトと大差ないですね。
アクリル画など水溶性でない画材の場合は、アクリル絵具の白でも修正用ホワイトとして利用できそうです(少し薄めないとムラが出ますが)。

ブリードプルーフホワイトとペンホワイトは、どんな下地でも安定して使えると言えるんじゃないかと。


なおブリードプルーフホワイトとペンホワイトは、アクリル絵具と混ぜると凝固してしまいます。水彩絵具となら混ぜることは可能なようです。
また、乾燥後であっても水に触れると溶け出すので、完成品の取り扱いには注意を要します。



ホワイト用の画材は、猫のヒゲ(重要)などを描くのに必須なので、今後も使えそうな画材が見つかったらテストしてみたいと思います。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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