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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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終わり良くなければ全部が悪い。【ミクストメディアで猫を描く。第3弾】9

ようやっと仕上げアンド完成です。









かなりのレベルまでアクリルで塗ってしまったので、仕上げのインクテンスの塗りは最小限になり、インクテンスに対する水入れ処理もほとんどやりませんでした。アクリルでの塗り込みが不十分だった前回の試作品に比べて、立体感と言うか奥行き感は強調できたように思います。

ただその結果として、インクテンス(色鉛筆)で塗った部分とそれ以外の箇所との違和感が目立ってしまったような。また、アクリルに頼り過ぎてインクテンスの色鮮やかさもうまく生かせませんでした。

前回の試作では絵具工程から色鉛筆工程に入るのが早過ぎましたが、今回は遅過ぎたのかも。


あと、ヒゲやハイライトにアクリルのチタニウムホワイトでヒゲの下塗りをしたのは失敗でした。ホワイトの効果が十分出なかったうえ、をれをフォローするためのブリードプルーフホワイトを弾いてしまうという散々な結果に。



どうにか完成にはこぎつけたものの、全体的に素人臭いぎこちなさとこなれなさが目立つ仕上がりになってしまいました。

手法を変えずに数をこなして慣れていくのか、再度手法レベルから見直すのか。ちょっと考えてみたほうが良さそうですね。

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あれもこれも上手くいかん・・・。【ミクストメディアで猫を描く。第3弾】8

耳と目を透明水彩で描き入れます。

使ったのはホルベインのレモンイエロー、ピーコックブルー、セピア、パーマネントイエローオレンジと、W&Nのブラウンマダー、セピアです。









事前にテスト用の水彩紙でテストしていたにもかかわらず、目の塗りが全くうまくいきませんでした。作業中に乾燥が進むのを抑えるため、最初に染み付きの強いW&Nのセピアで影の下塗りを追加しておいたのですが、ほとんど役には立ちませんでした(あまり濃くは塗らなかったので、狙い通り上塗りで溶け出すことはありませんでしたが)。

耳の塗りも、アクリルでの描き込みはハイライトがつぶれないように留意していたつもりでしたが、やはり塗り過ぎた部分もありました。ただむしろ問題は、透明水彩を使っても毛の感じがふんわりとにじむようなボケ具合にならなかったことですね。
ウェットオンウェットでボケ過ぎるか、乾燥が進み過ぎてくっきりし過ぎるかの二択しかない。両者がうまく噛み合ってくれるといい感じの耳毛になるはずなんですが。


あと、アクリルのチタニウムホワイトでヒゲの下塗りをしたんですが、思ったより隠蔽力が弱く、また、伸びがよくなく下塗りとしてのボケ足もいい感じになりませんでした。
ヒゲの表現方法の確立は火急の問題です。

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時間かけ過ぎィ!【ミクストメディアで猫を描く。第3弾】7

アクリルの下塗り工程、背景も入れてようやく仕上げです。(完成とは言ってない。)









もうほとんど、色鉛筆工程は必要ないんじゃないかというレベルまで塗ってしまいましたね。かなりディテールまで塗りこんだので、やはり絵具を無駄にする傾向ありです。
とは言え、アクリル絵具は必要な少量だけ出してもすぐに乾いて使えなくなるので、どうしても一定量は出しておいて濃度調整等をしておく必要があります。可能なら全体の陰影調整までは先にアクリルで済ませて、縞模様など最暗部やディテールを透明水彩で入れるという手も考えられますが、現実的には困難かも。


そしてどういうわけか、背景を入れたら妙に安っぽい感じになってしまった。
猫も塗り進むにつれ原画の色調に近づきはするが、作品単独で見るとなんとなく薄汚れたような、ぱっとしない色合いに見えます。


一番の問題は、やはり時間がかかり過ぎていることです。工程や手法などを再検討する必要がありそうですが、果たしてそれに答えがあるのかどうか、心配になってきました。

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「逢魔が時」ってこういう感じの時なのか。【ミクストメディアで猫を描く。第3弾】6

アクリル下塗りの続き。ディテールを詰めていきます。









細かい作業になるにつれ、作業時間のわりに進捗が目立たなくなります。

水引きや塗り重ねを繰り返したためか紙表面に荒れが生じ、ぼかしを入れようとすると毛羽立ちに毛管現象が起きたり、目などの重要な部分で毛羽立ちが邪魔をしたりと妨害工作の嵐です。

前の試作でインクテンスに頼り過ぎた結果、明暗(陰影)のコントラストが弱くなったので、今回はアクリルの描き込みを多めにしているのですが、こうした紙表面の荒れや彩度の低下、絵具の無駄の多さ等、少なからぬ問題が起きています。

写実性をいくらか犠牲にしてでもデザイン的な処理に重点をシフトして、アクリル塗りのレベルを落とした方がいいかも知れません。

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選択の余地なし!【ミクストメディアで猫を描く。第3弾】5

まだまだアクリルの下塗り中。主に暗い色の処理です。









あらかじめ水引きするとアクリル絵具は紙面に乗り難くなるため、どうしてもしっかりした暗い色は塗れなくなります。一方で紙面の濡れ具合が強いと絵具が広がりやすい性質もあって、しかも広がってしまった色を回収(リフティング)するのは難しいので、濃淡のメリハリがつけ難くコントラストが弱くなります。

不透明な暗色を使ったらどうなるのか、ヴィフアール荒目以外の水彩紙だとどうなるのか等も検討したいところですが、時間的経済的に厳しいので(ちょうどいい感じに不透明な暗色のアクリル絵具の持ち合わせがない)、当面は現状でなんとかするしかないです。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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