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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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どっちかと言うと背景、の完成。【アクリル絵具で猫を描く】6

最後に残った左下部分を塗ります。下塗りで狂ったパースを可能な限りフォローしてみましたが、完全には修正しきれず。

暗色を塗り重ねるのは、水彩よりは楽なんですが。






そして仕上げはお決まりのホワイト入れ。ヒゲ、耳毛、ハイライトをドクターマーチンのブリードプルーフホワイトとペンホワイトで描き込みます。

2種類のホワイトを使ったのは、エフ水彩編の時に出せなかった立体感に挑戦してみようと思ったからです。

この二つのホワイトを比べると、ブリードプルーフホワイトはほんの少し黄色がかっていて、ペンホワイトはほんの少し青みがかって見えます。前者で手前の感じを、後者で奥の感じを出そうと試みましたが、両者の差異があまりに微妙だったので、ほとんど効果はありませんでした。






お顔周りアップ。





スキャナで取り込んだもの。





ちなみに、これらのホワイトはアクリル絵具と混ぜると凝固してしまいます。水彩絵具であれば、混ぜても問題ないようです。

アクリル絵具の性質に助けられて、最初の水彩画よりはだいぶましになりましたが、猫のモフモフな毛並みであるとか、ヒゲの立体感であるとかはまだまだ研究と練習の要ありだと思います。

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永遠の、背景。【アクリル絵具で猫を描く】5

猫よりはるかに長い時間をかけて背景を進めておりますが、完成には至らず。

右側背景は少しピントがボケているんですが、これもアクリル絵具の特質のおかげでグラデが容易なこともあって、わりと楽に作業できました(上手く描けたとは言ってない)。





コンクリート段の上面を下塗りで濃く塗り過ぎてしまったため、明暗のバランスが崩れてしまいました。
が、チタニウムホワイトなどでの修正はどうしても違和感が残るので多用できません(マンガのような、印刷物が最終の商品になるような場合は大丈夫なんだろうけど)。

段の側面の苔むした部分とか、アスファルトっぽい地面の質感や立体感もうまく表現できませんでした。


次で完成する・・・か?

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終わらない、背景。【アクリル絵具で猫を描く】4

引き続き背景をやっておりますが、ここまでしか進みませんでした。





エフ水彩の時に壁の立体感が出せなかったことが気になったので、今回はできるだけ元画像に忠実、正確に描こうと努めているのですが、結果、めちゃくちゃ時間がかかる破目に。

水彩では紙が乾いてしまう前に急いで処理しなければならなかったことも、アクリルでは焦らず作業できるので、のんびり構えてしまうせいかも知れない。う~む。

作業効率と精密性や正確性は両立しえないのだろうか?一考の余地がありそうです。

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地獄の背景、再び。【アクリル絵具で猫を描く】3

さて、前に地獄を見た背景に取り掛かります。

前回まではアクリラメインでしたが、今回からゴールデンアクリリックスメインに切り替えています。

塗り始めを変えてみたら、気持ち的に変化があるかも・・・と思い今回は下半分から描いてみましたが、別に労苦の程度は変わりませんでした^^;。
それどころか、猫さんがしゃがんでるコンクリートの段のパースがゆがんでえらいことに。





アクリル絵具の特性が、欠点として感じるようになってきた段階です。

一度乾いてしまうと水には溶けないために、塗り過ぎてしまうと後からの修正がほぼ不可能なのです!

特に、水彩タッチで描くやり方の場合は致命的です。


この特性には、もうひとつ問題がある。作業中はパレットの絵具もどんどん乾いていくわけですが(アクリル絵具は基本、速乾性です)、水彩なら水を足せばまた使えるようになるのが、アクリルではできません。余分に出しておいてもすぐに固まってしまう。乾燥を遅らせるリターダーを混ぜてもたかが知れていて、結局作業中に絵具をちびちび出しては混ぜを繰り返さなくてはならない。これはかなり作業効率を損ねる性質です。

キャンバス上では耐水性、速乾性はメリットになるが、パレット上ではデメリットになるというわけで、これは盲点だったかも。


この問題を軽減するために、できるだけ同じような色は必要な箇所全体に一度に塗って、チューブから絵具を出す回数を減らそうとしましたが、描き始めの段階はまだしも時間のかかるディテールの塗り段階になると、それも難しくなります。

あと、アクリル絵具は定着性が強いため、普通のプラスチックパレットだと後始末が大変です。使い捨ての紙パレットなども市販されていますが、私は500グラム入りプレーンヨーグルトのプラスチック蓋や容器をストックして再利用してます。


いずれにせよ背景は時間がかかるため、続きは次回やります。

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ふんわり猫。【アクリル絵具で猫を描く】2

さっそく、エフ水彩の時と同様にポインティンググリッド(略してポイグリ)を打って軽く下書きをしておきます。全体に水引きをして、猫と背景ともに下塗り。

前回は猫と背景を完全に分けて作業しましたが、効率性の改善も必要だと思い、同じような色を使う範囲はなるべく同時進行で進めるようにしました。
理由は他にもあるのですが、後述します。







形を先にはっきりさせたかったので、猫のセピア部分など濃い色から塗り進めます。形を取る作業と、色を塗る(色調調整)作業をなるべく分けたほうが、混乱がなく楽なんじゃないかと思ったからです。

濃い色を先に塗ったあと上から塗り重ねても、下地が溶け出す心配がないアクリル絵具ならではの手順ですね。







続いて、中間明度のオレンジ色を入れていきます。何度でも水引きできるので、ほぼ一発勝負が要求されたエフ水彩の時と比べると、格段に余裕を持って作業できます。濡れ具合に注意して塗れば余計な水彩境界を発生させることなく、なだらかなグラデーションを描くことも容易です。

Kyowaのスケブ紙ですが、水引きを繰り返しても紙表面は思ったほど荒れませんでした。
ただこれは紙の性能というよりはアクリル絵具のコーティング効果によるものだったかも知れません。





グラデが描きやすいので、むやみに水彩境界が出る水彩に比べてふんわりしたタッチになりますね。
猫の毛並みを表現するにはまだ技術不足ですが、このふんわりタッチは猫の表現には向いているかも知れません。


次回からふんわりと真逆の背景に入ります。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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