以前、100均の水彩色鉛筆を試したことがありましたが、それがらみでちょっと調べてみたら、とある色鉛筆に興味を引かれました。
ダーウェント社のインクテンスと言う水彩色鉛筆です。
単なる水彩色鉛筆ならノーブランドから大手まで各社から出ていますが、このインクテンスは一度水で溶かすと乾燥後は耐水性になるというアクリル絵具っぽい性質があり、他社では見られないものです。
えげれす製の、ちょっと値の張る色鉛筆ですが、思い切って基本色をいくつか揃えてテストしてみることにしました。
とりあえず購入したのは以下の5色。
チェリー
ピーコックブルー
カドミウムイエロー
バーントオレンジ
ウィロー
3原色はできるだけこれまで使っていたパーマネントローズ、ウルトラマリンブルー、パーマネントイエローライトに近いものを選択。暗色としてウィロー、わりと使う機会の多そうなオレンジ系の色としてバーントオレンジを選びましたが、バーントオレンジはオレンジ色と言うより黄色寄りの赤に近く、ちょっとアテが外れた感じです。
なぜそんなミスチョイスをやらかしたかと言えば、どうもこのインクテンス、芯の状態での色と実際に描いたときの色でけっこう誤差がある。さらに言えば、色鉛筆として塗った時と、水を使った時での発色にも大きな違いが出るようなんです(水を使うと元の色より明るく鮮やかになる傾向あり)。
とりあえずの色見本。
撮影技術の問題で、言ってることが伝わらなさそうな気がしますが。
試し書きしてみた感じはなかなかにクセのありそうな感じでしたが、色鉛筆として塗っても水に溶かしてみても発色は非常に鮮烈で美しく、さすがに専門家用のお高い画材だけはあります。
さて今回はもうひとつ、新機軸がございます。
それがこちら。
マルマンのヴィフアール水彩紙荒目(F4サイズ)です!
クレスターは中目しかなく、荒目の水彩紙(細目よりも発色がいいらしい)の使い心地もチェックしたかったので購入してみました。
ただ、ヴィフアールって比較的廉価で入手も容易ですが、ネットだとあまり評価は高くない感じですね。これが気に入って使ってるっていう人はあまりいないような。
見た感じだけで言うと、ややくすんだクリーム色で、クレスターより少し黄色っぽく明るい。荒目ということで表面の凹凸(シボ)はクレスターより少し荒い感はあるが、シボのパターンにやや機械的な規則性がある(クレスターのは不規則均等)。
参考までに、ヴィフアール荒目の紙表面を撮影したもの。
参考にならないレベルでわかり難い・・・。;
今回はこのヴィフアール水彩紙とインクテンスで描いてみます。