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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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タッチⅡを使ってみる。【画材研究】5

背景の明度や色合いの調整のため、2~3段目のインクテンス塗りと水入れをします。

2回目以降のインクテンス塗りは、エクストラホワイトの時と同様、塗膜の問題でか1回目に比べて色乗りが悪い気がします。
今回は水を使っていない猫のタッチと雰囲気を揃えるため、背景に3回目のインクテンス入れをします(つまり3回目の水入れはなし)。タッチⅡのシボ目が思ったより荒めだったため、水入れでの塗りムラなどはうまくごまかせたようです。

最後にブリードプルーフホワイトでヒゲを入れて完成です。








独特のシボ目のあるタッチⅡは、このシボ目の個性を生かす前提で使うことを考えたほうが良さげです。色鉛筆で精密かつリアルな絵を描くのはちょっと難しい紙かも知れません。


肝心の白猫を描く用の色揃えについてですが、これまでの試作から大体の見当はついたので、これをベースに都度勘案するという方針が現実的そうです。
 

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タッチⅡを使ってみる。【画材研究】4

インクテンス背景に水入れします。

目に水を使った時の問題から、水入れすることで色が抜けてしまう不安はありましたが作業を強行。インクテンス自体の染み付きの強さのおかげか、それほど筆戻りも強くはなく、エクストラホワイト荒目とほぼ同等の、まずまずの仕上がりになりました。また、広範囲に水を使ってもエクストラホワイトほどには強く反り返ることはありませんでした。








パルプ紙に比べるとコットン紙のほうが、水分に対する反り返り具合が強い傾向があるのかも知れません。
 

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タッチⅡを使ってみる。【画材研究】3

問題の白猫を塗ります。なぜか途中経過写真をほとんど撮らなかったので、作業が一気に飛んでいます。

使用色は、これまでの経験を鑑みて以下の色揃えとしました(目用の色除く)。


ホルベイン(必要分のみ)

・サンド
・ラベンダーブルー
・アッシュローズ
・ウィローグリーン
・ベージュ
・コルク
・ジョーンブリヤン
・バーガンディ
・ウォームグレー#4
・ウォームグレー#6


ファーバーカステル・ポリクロモス

・ビストロ
・ブラウンオーカー
・バーントオーカー


ファーバーカステル・アルブレヒトデューラー

・ミディアムフレッシュ
・シナモン
・キャプトモータムバイオレット


カリスマカラー

・シェンナブラウン
・ダークブラウン
・ダークアンバー
・クールグレー30%
・クールグレー50%


ヴァンゴッホ(油性)

・グリニッシュアンバー
・ローシェンナ


カラトアクェレル

・レモン


ただ検討した結果、白猫を描くには今手持ちのホルベインのパステルカラー以外に、最低限茶トラ猫も描けるレベルの色揃えが必要な気がしました。
実際使ってみると、白猫ゆえの色味の曖昧さ(中途半端なグレーっぽい色のためどの色を使えば適合になるのか分からない)もあり、この色を使うのが正解!というのがいつまで経っても見えません。やたらいろんな色を塗り重ねて変な色調に仕上がってしまう悪循環です。


あと、独特なシボ目のあるタッチⅡですが、エクストラホワイト荒目に比べれば控えめなので、パルプ紙の滑り具合を勘案しても色乗りはまずまずです。その分ごまかしは効かずディテールを丁寧に描き込む必要があり作業時間はかかります。しかもなぜかタッチⅡは油性の色鉛筆の消しゴムかけがほとんど効かないようで、やり直しができないので慎重に塗り進める必要があります。
また、独特のシボ目はアナログな風合いを出すには悪くないですが、猫の毛並み感をサポートできるような塩梅ではないですね。


耳のタフトはいつもの塗り残し方式としましたが、相変わらず手間暇かかっているわりには仕上がりは今一つです。タフトとヒゲの描き方もまだ研究の余地ありです。






目は水彩色鉛筆で、水入れ込みで塗ります。ヴァンゴッホ水性がアレだったので少し構成を変えましたが、欲しい色の全てを代替しきれずヴァンゴッホ水性をゼロにはできませんでした。


ユニ・ウォーターカラー

・レモンイエロー
・オーカー
・ポンペインレッド
・ダークセピア


ヴァンゴッホ(水性)

・パーマネントグリーンディープ


ステッドラー・カラトアクェレル

・グリーンアース
・ヴァンダイクブラウン


ここで初めてタッチⅡに水を使うことになりましたが、やはりパルプ紙の宿命でか、水彩色鉛筆に水入れするとバックランや筆戻りが強く、水を置いた範囲の中心は、どんなに小さく狭い範囲でも色が抜けてしまいます。結果、コットン紙の時はいい感じに表現できた虹彩の中の微妙な赤や緑のニュアンスがうまく表現できませんでした。(撮影画像では分かり難いかも知れません。)



 

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タッチⅡを使ってみる。【画材研究】2

背景のインクテンス入れを仕上げてしまいます。


濃く暗い色がほとんどのインクテンスで、明度の高い部分をどう処置するかは頭を悩ませます。後で水入れすることを見込んで薄く色を置いておくのも、すぐに結果が確かめられないのは意外とストレスです(インクテンスは水入れ前後で発色や色調がかなり変わる)。

タッチⅡとインクテンスの相性は、今のところ悪いとは言えないというレベルです。中目相当のシボ目ゆえ精密描写には向きませんが、ざっくりした感じの表現にはちょうど良い気がします。色乗りのコントロールも悪くはないです。

ひと通り背景全体にインクテンスを入れ終わりましたが、コントラストが効いていないためぼんやりしていて、塗り分けの境界もはっきりしません。ここで一旦水入れしてから塗り込みを追加するか、塗り込みをしっかりやってから水入れをするか迷いましたが、今回は後者でいくことにしました。過去の経験から、一度水入れした後で追加の描き込みをすると色乗りが著しく悪くなる可能性があったからです。



 

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タッチⅡを使ってみる。【画材研究】1

前回チョイスしたホルベインのアーチスト色鉛筆の色揃えでは、白猫を描くには不完全であることが判明しましたが、結局あとどんな色を揃えれば良いのかがわかりません。そこで、とりあえず手持ちの他の色鉛筆から必要分を調達して再挑戦し、不足分の色を突き止めます。


紙は今回、タッチⅡというのを使ってみます。
ナチュラル色のヴィフアールに対してホワイト色のこれと言った紙も欲しいと思っているわけですが、エクストラホワイトは高価だしコットマンは入手がやや難しい(案外扱ってる店舗が少ない)。安価で入手しやすそうな白色紙の候補として選んでみました。
実際見てみると、コットマンよりも白っぽい。紙表面には中目相当のシボ目がありますが、パルプ紙の特徴として手触りは滑らかです。


モチーフの白猫は前回と同じ、pixabay よりMabelAmber氏の作品です。


いつものようにアーテレーズで目鼻などの下書きをしますが、わりと強めのシボ目のためか精密な描き込みは難しくぼやけた感じになります。どういうわけか消しゴムかけもあまりよく効かず、痕跡が残りがちでした。

本塗りは、前回と同様インクテンスで猫のアウトラインを縁取りするところからです。エクストラホワイト荒目ほどではないにしても、紙のシボ目とインクテンスのソフト性のために精密な毛並み描写はやはり難しいです。インクテンスは今のところ11色を使っていますが、それでも必要な色が足りない感があり、色鉛筆での色表現はなかなか難しいものがあります。


ダーウェント・インクテンス(背景のみ)

・バーントオレンジ
・タン
・マスタード
・オーク
・ウィロー
・ベークトアース
・サドルブラウン
・バーク
・マダーブラウン
・ビーチグリーン
・スプリンググリーン



 

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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