さて思い立ったが吉日(よしのひ)、さっそく絵を描いてみようと思います。
最近はデジタルで絵を描くというのも一般的になっていますが、ここでは原則としてアナログ絵にこだわってやっていく予定です。
アナログ絵は昔、趣味でやっていたことはありますが、もうずいぶん長いこと手をつけておりません。なので、初心に帰って水彩での試作から始めることにしました。
用意したのはこちら。
セリア(100均)のA4サイズスケッチブック。
自社製品が多いダイソーとは異なり、セリアはあちらこちらのメーカーに商品製造を委託しているらしく、このスケブはKyowa製となっています。
マルマンの図案スケブなどと比べるとペラペラで、厚手のコピー用紙という感じです。
みんな持ってる、ぺんてるエフ水彩12色。
だいぶ前に買ったものなので、金属チューブ入りです。最近はポリチューブが主流なんだね。
他は小学~中学時代の画材セットを引っ張り出してきましたが、筆は使えそうなものの、パレットなどは破損や欠落があったので、とりあえずヨーグルトの蓋(パレット)や卵のパック(水入れ)を持ってきて代用します。
しかし、水彩画なんて描くのは何年ぶりだろう。さすがに筆の使い心地とか感覚とか全然覚えていないので、試し書きからやってみました。
いきなり多くの色数を使うのは混乱のもとだとどこかで聞いた気がするので、基本色4色(きいろ、あか、あお、ビリジャン)でテストしました。紙は前述のスケブです。
※スキャナで取り込みましたが、薄い色はどうしても正確に再現できません。
学童向け絵具とは言え、単独での発色は意外と悪くないですね。
Kyowaのスケブは、水を含んだ筆で使うと表面の繊維がちょっと分離してダマになり易いですが、思ったよりは荒れ難く使いやすい感じです。ダマは乾燥後に乾いた筆(ナイロン製の平筆が望ましい)で擦ればある程度除去できます。
3原色ではなく4原色で使うのは、黄色が入るとどうしても深みのある暗い色が作れないからです(褐色っぽくなる)。赤と緑の混色で、冷たい暗色を作ることができます。
インクジェットプリンタでイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックが使われているのを、ブラックの代わりにビリジャンを使う感じかと。
いちおう3原色(あおの代わりにあいいろ、きいろの代わりにレモンいろを使用)でもテストしてみたんですが、最も暗い色を得るのにいちいち3色を混ぜなければならない手間が意外ときつい感じなのもネックな気がしたので(あか+ビリジャンなら2色で済む)、やはり不採用にしました。
制作は次回からということで。