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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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にゃっと完成。【透明水彩で猫を描く】7

全体調整とホワイト入れでようやく仕上げです。





顔周りのアップ。




スキャナーで取り込んだもの。





アクリルと違い、塗り重ねの問題や水彩境界問題のために、後からのフォローはかなり困難です。

ヒゲの表現は、水彩の特性を生かして拭き取り技法を試してみたのですが、思いのほか絵具の紙への染み付きが強く、十分に拭き取れなくてボツ。結局ブリードプルーフホワイトで処置。

最初にヒゲなし状態で塗る際に、元画像のヒゲの白さとその背後になる暗い色とが視覚的にブレンドされているのを補正しなかったので、ヒゲ回りをちょっと明るくし過ぎたようです。ヒゲを塗った後でその隙間(奥の地)を暗く塗り足してヒゲを浮き立たせるようにしてみました(耳毛も同様)。

同じホワイトで目のハイライトを入れて完成です!



高価で伝統のある透明水彩には、不透明水彩やアクリル絵具とはまた違った特性があることを今回の試作で確認できたのは収穫だったと思います。

いずれの画材もアナログゆえの一長一短があるので、いろいろ再考してみる必要がありそうです。

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壁を乗り越えると、そこはまた壁だった。【透明水彩で猫を描く】6

壁をようやく塗り終わり、手前のコンクリートの段を塗っていきます。

塗り重ねに限度があるため、明度を調整しつつ質感を出していく手順が難しい。質感によってパース表現も兼ねさせようと目論んでいることもあって、余計に手間がかかってます。(手前はディテールを明確に、奥は質感をやや均一にしてピンボケ感を表現してみようという目論み。)





塗り重ねで色調に幅を持たせようとするのは、水彩だとどうしても下地が解ける問題がついてまわる。溶け出しても問題がなさそうなレベルの薄塗りだと下地色として機能しないし。

水彩は重ね塗りよりも混色メインで作業工程を考えるほうが適しているかも知れません。

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人はなぜ同じ過ちを繰り返すのか?【透明水彩で猫を描く】5

もしかしてバカだからか?


引き続き背景を塗っておりましたんですが。ここでエフ水彩で陥った過ちを繰り返してしまうことに。

赤と緑の配分をミスって、前に塗った部分が緑寄り、今回塗った部分が赤寄りになってしまいました。





アクリルのように重ね塗りでなじませることが難しい(水彩だとある程度濃く塗った後の重ね塗りは下地を溶かしてしまう)ため、こうなるとフォローは不可能に近いです。

また、今回はポインティンググリッドや下書きをほとんど入れなかったため、形の正確性を保つのに苦労する羽目に。


まだ自分の実力では、何らかのガイドなしで塗りを入れるのは無理そうです。

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一朝一夕で進歩はしない。【透明水彩で猫を描く】4

鬼門な背景の本塗りに入りましたが、相変わらず作業ペースが遅い。アクリルのように重ね塗りが難しいため極力暗色を一気に置いていくようにしているのですが、それだと明暗のコントラスト調整など微妙な表現が難しく、あっち立てればこっち立たずみたいなジレンマがあります。





最初に塗った下塗りは薄過ぎて実質役に立ちませんでした。もっと濃いめに塗った上で特に明るい部分は洗い出しで抜いておけば良かったかも知れませんが、紙の表面が弱いので洗い出しが難しい。紙によって使える技法に制約がありますね。

下地が溶け出す問題のため、一度色を塗った上からさらに色を重ねて濃くする場合は、点描のような手法にならざるを得ないのはエフ水彩の時と同様です。


ところで画面に水引きをするのに、動物毛の筆とナイロン筆とで使い心地を試してみたんですが、後者のほうが使い易い気がしました。
動物毛は筆返しを繰り返すと塗った水を吸い上げてしまうし、水を追加しようとすると今度は紙がびしょ濡れになったりとコントロールが難しい気がします。

単に自分の力量不足のせいかも知れませんが。

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上手くいきそうな気がするのは大体妄想。【透明水彩で猫を描く】3

なんとか猫はほぼ仕上がりました。ヒゲなどホワイト入れは最後に処置します。





危惧していた通り、濃いめに塗った範囲でさらに上塗りしようとすると下地が溶け、無用な水彩境界が(塗ってからしばらく経って乾燥した後)現れる問題発生。

表面の水分が乾燥してしまう前に、一気呵成に必要な状態まで塗ってしまえば良いなどと言うのは、素人の妄想でしかなさそうです。透明水彩は難しい・・・。


しかし後ろを振り返ってばかりもいられない。次回から背景に入ります。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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