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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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やっとこさ完成。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】10

色鉛筆入れ作業仕上げ。作業過程で明らかになった諸々の問題はほとんど解決できませんでしたが、可能な限りの塗り込みを経てようやく完成。











ヒゲはパーマネントマスキングメディウムの効果が薄れ過ぎてしまったので、ホワイトを上塗りすることに。
ただ色鉛筆系のホワイトではどうにもならず、ペンホワイトとブリードプルーフホワイトで仕上げました。

ブリードプルーフホワイトではくっきりし過ぎて浮くかもと思い、最初はペンホワイトを使ってみたんですが、逆に沈んでしまって主張が弱くなったため、結局ブリードプルーフホワイトで補助する羽目に。
しかしやっぱり最後にホワイトでヒゲを描き足すやり方では、なんかこう、コレジャナイ感がぬぐえない感じ。

あと、ペンホワイトは乾燥後の光沢がちょっと気になりますね。パーマネントマスキングメディウムのヒゲは、効果は不十分でしたが、後からのホワイト入れのガイドにはなりました。



今回はイラストボードの使用感のチェックも兼ねての試作でしたが、なんか終わってみるとボードがけっこう反り返ってる・・・測ってみると、天辺を押さえて底辺が水平から浮いた長さが最大28mmにもなっていました。
水分を多めに使う限り、イラストボードでも反りは避けられないようです。

たっぷり水引きしても紙が波打たないのは良かったのですが、紙面のカチカチな硬さとか水含みの弱さなども考えると、ボードタイプは自分には合わないかなと。


紙面の硬さや堅牢さはペン入れには向いているかも知れず、水彩ならリフティングも容易で修正が効くので、例えばあまり複雑な混色や重ね塗りをしない、パーツごとの塗り分けが可能なキャラクター絵ならば、アクリルデネブボードは使いやすいかも知れません。

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いろいろ限界です。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】9

色鉛筆入れ作業を継続中です。











猫の範囲は色鉛筆での着色を見越して明るめの下塗りにしていたんですが、色鉛筆で塗っていっても思いのほか明度は下がらない。やはり楽観主義では世の中渡っていけないのか。


ハードタイプの色鉛筆で毛並み表現も含めての塗り作業なので、時間がかかることは想定していましたが、それでも予想以上の時間を要しました。
その原因として、思っていたより色鉛筆の色の乗りが弱いということがある。おそらくはアクリル絵具を塗ったことによるコーティング効果、ボードの硬さと紙表面の凸凹(いわゆる「シボ」)等、不利な条件が重なり過ぎた結果だろうと思います。明らかに、絵具を使う前の紙に直接描いた時より色の乗りは悪くなってます。

また、色鉛筆で塗り込めば塗り込むほど色鉛筆自体のコーティング効果によって芯先の滑りが起き易くなるということもあります。この現象のため、一定以上濃く暗く塗り込むことが難しくなります。

こうした問題のため、黒に近い暗色はハードタイプの色鉛筆ではほぼ表現不可能で、絵具塗りの段階でしっかり暗くしておくしかなさそうです。


とは言え、猫の毛並みの表現には色鉛筆の繊細な表現能力が適している一方、水彩やアクリルでは難しく、特に暗い部分の毛並み感をどう表現するか、改めて考える必要がありそうです。

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アクリルから色鉛筆へ。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】8

背景の暗くなり過ぎた範囲をジンクホワイトで抑えてみるテスト。
画像だとほとんどわからないけど。











透明度の高いジンクホワイトでは効果のほどが今ひとつ感じられず、少量のチタニウムホワイトも投入。完全には取り返せなかったものの、ある程度は目的を果たせました。
しかしながら、下地(紙)の白さを利用するのと、上からホワイトを乗せるのとではやはり印象が違ってしまう気がします。


その他細かい部分を調整してアクリルの塗り作業は終了。背景に対し猫の範囲は明度が高いままですが、後は色鉛筆でなんとかなるやろと楽観。


色鉛筆は三菱アーテレーズのほか、三菱ユニカラーのバンダイクブラウンとダーウェントアーチスツのコッパービーチを入手して試験投入。これらの暗色で毛並みを入れ始めました。

しかし、同じ紙に直に描くのと比べるとかなり色が乗り難くなってる気がする。アクリルデネブのイラストボードがそもそも色鉛筆にはあまり向かなそうな感じなのもありますが(紙面が非常に硬く鉛筆系の画材では面塗りに向かない、表面の凸凹の程度が色鉛筆で描くにはちょっと気になるレベルであるなど)、絵具を塗った上からだと特に硬質なタイプの色鉛筆は空回りするような滑りがあって、くっきりした細い線を入れるのは難しい感じがしました。

なおアーテレーズ、ユニカラー、ダーウェントアーチスツの使用感はいずれも似たり寄ったりでした。いわゆるハードタイプの色鉛筆で、芯先をかなり尖らせてもそんなに折れやすい感じはしません。ユニカラーやアーチスツは、精密な描き込みにも強そうです。アーテレーズは消しゴムが使える性質のためか、やや紙面への定着が弱い感じです。


さらに、ダーマトグラフ水性とポンキーペンシルの白でヒゲ表現のテストを行ってみましたが、もともと隠蔽力が弱いうえに前述の性質からなおさら紙面上に色が乗らず、全く実用に耐えませんでした。
絵具を塗った上から色鉛筆を使うためには、何かもうひと工夫が必要なようです。

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厄介なアハ体験。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】7

猫の細かい陰影を調整、背景も塗り込んでいきます。











しかし、狙った色よりどうしても黄色寄りになってしまう。青の中に赤みを感じるような色調にしたいんですが。
しかし紫っぽいというのも違うし、と言ってオレンジを混ぜると青みが消えて緑寄りのグレーになってしまう。混色では表現できない色合いを重ね塗りでどう表現するのか、もう少し研究が必要なようです。


猫は、後工程の色鉛筆作業を考慮してやや明るい状態にしておいてはいたんですが、背景(色鉛筆による加筆の予定なし)を塗るとその明るさが際立ってしまいます。問題は猫と背景の境界部分で、コントラストが強過ぎるとふわっとした毛並みの表現が難しくなります。


それから、背景にも透明度の高い色を使っているので、目的の濃さになるまで何度か塗り重ねないといけないのですが、うっかりすると想定していたより暗くなってしまう。ちょっとずつの塗り重ねを繰り返していると、あたかもアハ体験ムービーのような現象が起きて、ちょうどよい濃さがわからなくなり通り過ぎてしまうことがあるようです。
アクリル絵具は水彩絵具で言うところの色落ちと逆の現象が起きる点も考慮する必要がありますね。

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アクリルで困ってます。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】6

アクリル色塗りを続行中。背景の上塗りも開始。











アクリル絵具を使ってて気がついたことがあるのですが、水彩絵具でよくある「色落ち」(濡れた状態では濃く鮮やかに見えても乾くと色褪せた色調になる)と反対の現象がちょくちょく起こります。濡れた状態から乾いた状態になると色合いが濃くなるのです。
アクリルは濃く塗り過ぎると取り返しがつかないだけにこの現象は厄介ですね。


樹脂の粘性のために水引きしてあっても色が広がり難く、ほどよいグラデになったつもりでも乾くとコントラストがくっきり出てしまったり、濡れた状態では見えなかった水彩境界が乾くと現れたりします。塗る前に水でよく溶かせばこの現象は軽減できますが、水で薄めるぶん色は薄くなるので濃い色は塗り難くなります。


透明度の高い暗色がなかなか十分な暗さに塗れないのもイラッとします。明るい色は透明度高めが望ましいが、暗い色は透明度低めの色を使うのが良さそうです。
ただ基本色が透明色だと、これらを混ぜて暗色を作っても当然透明度は高いままなので、特に暗い色は透明度の低いものを単独でチョイスしておくのがベストかも知れません。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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