色鉛筆入れ作業仕上げ。作業過程で明らかになった諸々の問題はほとんど解決できませんでしたが、可能な限りの塗り込みを経てようやく完成。
ヒゲはパーマネントマスキングメディウムの効果が薄れ過ぎてしまったので、ホワイトを上塗りすることに。
ただ色鉛筆系のホワイトではどうにもならず、ペンホワイトとブリードプルーフホワイトで仕上げました。
ブリードプルーフホワイトではくっきりし過ぎて浮くかもと思い、最初はペンホワイトを使ってみたんですが、逆に沈んでしまって主張が弱くなったため、結局ブリードプルーフホワイトで補助する羽目に。
しかしやっぱり最後にホワイトでヒゲを描き足すやり方では、なんかこう、コレジャナイ感がぬぐえない感じ。
あと、ペンホワイトは乾燥後の光沢がちょっと気になりますね。パーマネントマスキングメディウムのヒゲは、効果は不十分でしたが、後からのホワイト入れのガイドにはなりました。
今回はイラストボードの使用感のチェックも兼ねての試作でしたが、なんか終わってみるとボードがけっこう反り返ってる・・・測ってみると、天辺を押さえて底辺が水平から浮いた長さが最大28mmにもなっていました。
水分を多めに使う限り、イラストボードでも反りは避けられないようです。
たっぷり水引きしても紙が波打たないのは良かったのですが、紙面のカチカチな硬さとか水含みの弱さなども考えると、ボードタイプは自分には合わないかなと。
紙面の硬さや堅牢さはペン入れには向いているかも知れず、水彩ならリフティングも容易で修正が効くので、例えばあまり複雑な混色や重ね塗りをしない、パーツごとの塗り分けが可能なキャラクター絵ならば、アクリルデネブボードは使いやすいかも知れません。