万能絵具であるかのように思えたアクリル絵具ですが、実際使ってみると一長一短であることがわかりました。
そこで、水彩絵具について今一度検証してみることにしました。
ある程度アナログ画材の扱いにも慣れてきた(気がする)ので、今回は透明水彩を使ってみようと思います。
比較のためもあり、紙は例によってKyowaのスケブ、技法もこれまで通り4原色法でやります。
使う絵具はホルベインの透明水彩から、パーマネントローズ、ウルトラマリンライト、パーマネントイエローライト、バンブーグリーンです。
これらも買ったのはだいぶ前なので、今見るとパーマネントローズなど以前はあった色が一部絶版になってますね。
緑はバリエーションが多く迷いましたが、バンブーグリーンがまさに中間の緑、という感じだったので(フーカスグリーンやサップグリーンは黄色寄り、ビリジャンは青寄りでした)これを採用。他社にはない緑なので貴重です。
これで通算3作目になるので、ポイグリはいちいち打たなくてもいいかな?、と思いこれをはしょって下書きしたら、かえって時間がかかってしまう結果に。
慢心を戒めるべきか、依存を戒めるべきか?
まずは背景から下塗り。
透明水彩を使う場合に下塗りがあったほうが良いか不要かを確認したかったので、背景のみ下塗りを施し、猫は下塗りなしで塗り進めようと思ったのですが。
やはり下塗りなしでは必要な色彩が出ないことが判明し、猫にも下塗りを入れることに。
アクリルとは違って重ね塗りで下地が溶ける可能性が大きいため、日を空けてじっくり乾かしてみることにしました。
あと、黄色に選んだパーマネントイエローライトは思ったより主張が強くきつ過ぎる気がするので、他の黄色が使えないか検討してみます。