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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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アクリルから色鉛筆へ。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】8

背景の暗くなり過ぎた範囲をジンクホワイトで抑えてみるテスト。
画像だとほとんどわからないけど。











透明度の高いジンクホワイトでは効果のほどが今ひとつ感じられず、少量のチタニウムホワイトも投入。完全には取り返せなかったものの、ある程度は目的を果たせました。
しかしながら、下地(紙)の白さを利用するのと、上からホワイトを乗せるのとではやはり印象が違ってしまう気がします。


その他細かい部分を調整してアクリルの塗り作業は終了。背景に対し猫の範囲は明度が高いままですが、後は色鉛筆でなんとかなるやろと楽観。


色鉛筆は三菱アーテレーズのほか、三菱ユニカラーのバンダイクブラウンとダーウェントアーチスツのコッパービーチを入手して試験投入。これらの暗色で毛並みを入れ始めました。

しかし、同じ紙に直に描くのと比べるとかなり色が乗り難くなってる気がする。アクリルデネブのイラストボードがそもそも色鉛筆にはあまり向かなそうな感じなのもありますが(紙面が非常に硬く鉛筆系の画材では面塗りに向かない、表面の凸凹の程度が色鉛筆で描くにはちょっと気になるレベルであるなど)、絵具を塗った上からだと特に硬質なタイプの色鉛筆は空回りするような滑りがあって、くっきりした細い線を入れるのは難しい感じがしました。

なおアーテレーズ、ユニカラー、ダーウェントアーチスツの使用感はいずれも似たり寄ったりでした。いわゆるハードタイプの色鉛筆で、芯先をかなり尖らせてもそんなに折れやすい感じはしません。ユニカラーやアーチスツは、精密な描き込みにも強そうです。アーテレーズは消しゴムが使える性質のためか、やや紙面への定着が弱い感じです。


さらに、ダーマトグラフ水性とポンキーペンシルの白でヒゲ表現のテストを行ってみましたが、もともと隠蔽力が弱いうえに前述の性質からなおさら紙面上に色が乗らず、全く実用に耐えませんでした。
絵具を塗った上から色鉛筆を使うためには、何かもうひと工夫が必要なようです。

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厄介なアハ体験。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】7

猫の細かい陰影を調整、背景も塗り込んでいきます。











しかし、狙った色よりどうしても黄色寄りになってしまう。青の中に赤みを感じるような色調にしたいんですが。
しかし紫っぽいというのも違うし、と言ってオレンジを混ぜると青みが消えて緑寄りのグレーになってしまう。混色では表現できない色合いを重ね塗りでどう表現するのか、もう少し研究が必要なようです。


猫は、後工程の色鉛筆作業を考慮してやや明るい状態にしておいてはいたんですが、背景(色鉛筆による加筆の予定なし)を塗るとその明るさが際立ってしまいます。問題は猫と背景の境界部分で、コントラストが強過ぎるとふわっとした毛並みの表現が難しくなります。


それから、背景にも透明度の高い色を使っているので、目的の濃さになるまで何度か塗り重ねないといけないのですが、うっかりすると想定していたより暗くなってしまう。ちょっとずつの塗り重ねを繰り返していると、あたかもアハ体験ムービーのような現象が起きて、ちょうどよい濃さがわからなくなり通り過ぎてしまうことがあるようです。
アクリル絵具は水彩絵具で言うところの色落ちと逆の現象が起きる点も考慮する必要がありますね。

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アクリルで困ってます。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】6

アクリル色塗りを続行中。背景の上塗りも開始。











アクリル絵具を使ってて気がついたことがあるのですが、水彩絵具でよくある「色落ち」(濡れた状態では濃く鮮やかに見えても乾くと色褪せた色調になる)と反対の現象がちょくちょく起こります。濡れた状態から乾いた状態になると色合いが濃くなるのです。
アクリルは濃く塗り過ぎると取り返しがつかないだけにこの現象は厄介ですね。


樹脂の粘性のために水引きしてあっても色が広がり難く、ほどよいグラデになったつもりでも乾くとコントラストがくっきり出てしまったり、濡れた状態では見えなかった水彩境界が乾くと現れたりします。塗る前に水でよく溶かせばこの現象は軽減できますが、水で薄めるぶん色は薄くなるので濃い色は塗り難くなります。


透明度の高い暗色がなかなか十分な暗さに塗れないのもイラッとします。明るい色は透明度高めが望ましいが、暗い色は透明度低めの色を使うのが良さそうです。
ただ基本色が透明色だと、これらを混ぜて暗色を作っても当然透明度は高いままなので、特に暗い色は透明度の低いものを単独でチョイスしておくのがベストかも知れません。

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切り替えのタイミングが見えない。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】5

新たに投入したトランスペアレントレッドオキサイド(長い)の使い心地がなかなか良いです。ウルトラマリンと混ぜていい感じの暗色が作れます。









しかし、ディテール塗りの段階に入るとやはりパレット上の絵具の乾きの速さがどうしても問題になる。常に混ぜる色の量のバランスを取りながら作業しないといけないので、あらかじめ均一に混ぜた色をビンに保管しておいてもあまり意味がありません。

このあたりの工程を色鉛筆に担当させることができればいいんですが、まだどうも色鉛筆に移行するには不十分な気がする。両者の作業配分をしっかりチェックする必要がありますね。


パーマネントマスキングメディウムであらかじめ塗っておいたヒゲや模様は、水彩ではしっかり絵具を弾いてくれましたが、アクリル絵具は水分多めで塗っても十分に弾いてくれないようです。アクリルを使う場合は、パーマネントマスキングメディウムは避けたほうがいいかも知れません。

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慣れるまでが大変。【アクリルデネブボードに猫を描く・リターンズ】4

再びアクリル絵具で、ある程度のディテールまで猫の下塗りをしました。









すでに分かっていたことですが、やはりディテールを塗る作業はアクリル絵具の無駄が多い。この段階では、ディテールと言ってもまだまだ大雑把なレベルなんですが・・・。

視覚的混色に惑わされないよう、あくまで下地となる色のみ抜き出して塗ろうとしてるんですが、なかなか難しい。どこからどこまでを他の工程(画材)に任せるべきかの見極めは、数をこなして慣れるしかないかも。

アクリル絵具の特性とアクリルデネブボードの頑丈さのおかげで何度でも水引きが出来るので、水彩境界の発生を抑えつつ塗り重ねを繰り返すことが出来ます。
ただしグラデのコントロールはやはり難しいですが。

作業の最初には一度、全体に水引きしておいたほうが良いと思いますが、それ以降は、部分ごとに分けて作業するなら必要な範囲のみ水引きするようにしても問題はなさそうです。

今回用意したアクリル絵具(ウルトラマリン、ジョーンブリヤン、ネイプルスイエロー、アルプスレッド、オレンジレッド)ではバーントアンバーやローアンバーに相当する暗い色がどうしても作れず、テストを追加した結果、トランスペアレントレッドオキサイド(ゴールデンアクリリックス)とウルトラマリンとの混色で良い感じの色が作れることが判明。次はこれを使うことにします。


あと、水引きや重ね塗りの繰り返しでアーテレーズの描き込みはいくらか質感が損なわれてしまいました。色鉛筆の質感を最終的に出したいなら、広範囲の水引きが不要になった段階以降に本描きしたほうが良さそうです。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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