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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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ギブアップ。(2回目)【アクリルデネブボードに猫を描く】4

引き続き、水彩で塗っておりましたんですが・・・。







下塗り乾燥後、背景のアスファルトの質感表現のため白色クレヨン(以前試用した100均のワックス系のやつ)で地面を軽く塗ってから、暗い色を重ねる手法を試してみました。

クレヨンを塗った範囲は、水彩絵具をある程度弾いてザラザラ感を出せるはずでした。が、乾燥が早いため、絵具を塗ってからいい感じのグラデに調節する前に紙表面の絵具が乾いてしまうのです。
下塗りの淡い色なら多少のムラは目立たないのでいいんですが、暗い色になるとごまかしがききません。乾いた上から再度水や水彩絵具を乗せると、先に塗った色を洗い流してしまううえ、無用の水彩境界をくっきり浮き立たせてしまいます。

また、背景を塗る際に猫の範囲を避けるようにして水引きしていたため、猫と背景との間に水彩境界が出てしまい、モフモフな輪郭が表現できなくなってしまいました(アクリルデネブの特性上、後から水を使ってきれいにぼかすのは至難の技です)。
猫と背景との境界に気を使って水引きしたり塗ったりするのも、時間をロスし乾燥を進行させる原因になってしまいました。


これらの問題をフォローするモチベが保てず、お手上げ状態に。

作業の継続を断念しました。;;


なお、パーマネントマスキングメディウムでマスキングしたヒゲは、いい感じに絵の具を弾いてくれました。
白クレヨンの上から絵具を塗る技法は、思ったほどの質感表現にはなりませんでした。(たぶん二度とやらない。)

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なおも試行錯誤中。【アクリルデネブボードに猫を描く】3

透明水彩で下塗りを開始です。絵具は

W&Nから
・ローシェンナ
・バーントシェンナ
・セピア

ホルベインから
・パーマネントローズ
・コバルトブルー
・ペインズグレー

をチョイス。これまでの経験から、三原色相当の3色プラス暗色・褐色を数色(今回は3色)というパターンで選んでみました。



現状はこれです。↓







アクリルデネブボードの特性として、紙の水含みがあまりよくないため、グラデーションを作りにくくムラになりやすい、水彩境界が生じやすい、発色に深みが出ないといった問題があると思いました。

一方で、一度置いた絵具を取り去る(リフティング)のは容易で修正がきく(ただし乾燥後の修正は水彩境界の問題があって難しい)、水を含ませた筆でコシコシしてもほとんど毛羽立たない、厚手のイラストボードなのでたっぷり水引きしても紙が全く波打たないという長所もあります。

水含みが弱い分、乾燥も早めな気がしますが、これは場合によって長所にも短所にもなりますね。

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試行錯誤中。【アクリルデネブボードに猫を描く】2

いよいよ制作です。今回のモチーフは、いつもの三毛ちゃんではなくキジ白さんになります。
元画像は『写真素材足成』さんからお借りしました。


セリアの水彩色鉛筆でポイントグリッドを取った後、アーテレーズ色鉛筆で毛並みを入れていきます。
使ったアーテレーズはこれ。↓



・セピア
・バーントシェーナ
・バーミリオン
・サンオレンジ
・オレンジイエロー
・オーカー
・キャメル


そして現状はこれ。↓






精密感を出すためにかなり時間をかけて作業しましたが、いきなり精密に仕上げていくよりは、主要な箇所を全体的に軽く薄くアタリを取る感じで全体構成をある程度画面に把握してから、濃く精密に塗っていくのがいいんじゃないかと思いました。

アーテレーズはメインに使ったセピアが思ったより寒色寄りで、一方バーントシェンナは赤っぽ過ぎて、ほどよい黒褐色が出せなかったですね。
しかし、あまり色のバリエーションのないシリーズなので、他に適当な色が見当たりません。

なおアクリルデネブに対して色鉛筆、特にアーテレーズは、下書きにはまだ使えそうですが、仕上げレベルで使うにはあまり相性が良いとは言えないかも。
ケント紙ほどではないにせよ比較的表面が滑らかなうえ(水彩紙的な凸凹はある)、ボードは紙表面が極めて固く色鉛筆の筆跡が(薄く軽く描いても)はっきり残る傾向があり、ごまかしがきかないです。
また、定着性がやや弱いので、上から絵具や水を重ね塗りなどすると顔料がいくらかはげそうな気がします(アーテレーズ自体、あまりこってりと濃く塗れるタイプの色鉛筆ではないので)。


この後の塗りに備え、洞毛(ヒゲ)と前足の白毛部分をW&Nのパーマネントマスキングメディウムでマスキングしました(途中経過画像ではほとんどわかりませんが)。

パーマネントマスキングメディウムは、塗った部分が絵具を弾いて、結果的に白抜きになるメディウムです。通常のマスキング液は塗った後ではがす必要がありますが、こちらははがす必要はありません。絵具と混ぜて使うことも可能とのこと。

ただ、アクリルデネブボードに塗ったパーマネントマスキングメディウムは、塗った部分の光沢が強いため他の部位と比べて違和感を感じます。後で剥がせるタイプのマスキング液のほうが好ましいかも知れません。

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素人は何にでも手を出したがる。【アクリルデネブボードに猫を描く】1

これまで水彩とアクリル(水彩調)をメインで使ってきたので、その支持体(紙)は水彩紙を選んでいました。また、水貼り作業が苦手なので水彩紙の中でもブロックを出している種類(ただし安いもの優先)の中から選びました。

しかし、紙が波打たなければいいという条件ならイラストボードという手もあります。水彩紙ブロックを実際に使ってみたところ、たっぷり水引きすると意外と大きく波打ってしまったので、一度イラストボードの使い心地を試してみようと思ったわけです。


ただブロックに比べて水彩紙のイラストボードというのは、あまりバリエーションがない。調べながら探してみると、「アクリルデネブ」という紙のイラストボードを見つけました。

比較的最近になって登場した紙らしく、ネット上の評判も(あまり数は多くはないが)よさげだったので、通販でお取り寄せしました。





B4サイズ、2.5mm厚のアクリルデネブボードです。サイズは各種あり、厚みも他に1.5mmがあります。

表面はこんな感じ。細目を選びましたが、ケント紙のような平滑さではなく微妙に凸凹(シボ目)があります。↓





とにかく「驚きの白さ」が売りらしい。これまでのクレスターやヴィフアールがナチュラル色だったので、真っ白な紙を試してみたい気持ちがあったこともチョイスの動機になりました。


この新しい紙とイラストボードの使用感のチェックの他に、今回は複数種類の画材の併用について実験的にやってみるつもりです。

これまで水彩とかアクリルとかいろいろ試してきましたが、どれも一長一短がある。また、画材によって表現できる質感にも差異があります。
これらの画材を組み合わせて使うことで、互いの短所を補いつつ題材の質感表現にも適材適所で対応できるんじゃないかと、期待しておるわけです。


今回はアクリル、透明水彩、色鉛筆の組み合わせでやってみます。制作は次回からです。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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