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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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結局根気がモノを言う。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】3

インクテンスに水入れしました。









水の使用量を最低限に抑えるため、細めの筆でちまちま濡らしていきます。

ただ、コットン紙の性質なのか、筆を入れた直後はいい感じでも時間が経つと染みのような広がりが現れ、毛並みのシャープさが損なわれる感じになる。しかもこの時、無用の水彩境界が生じる上に、染み付きが強いので修正が利かないのも難。

このあたりはパルプ紙のほうがまだ使い良いのかも知れませんが、パルプ紙は表面が滑りやすく色鉛筆の乗りが悪い問題もあり、一長一短です。

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無能を画材のせいにする定期。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】2

インクテンスで全身の毛並みを塗りました。









今回はサバトラの仔猫のつもりなので、インクテンスはニュートラルグレー1色です。余計な色味を足すとかもなし。
ウォーターフォード紙の使用感のチェックに集中します。


ウォーターフォードの中目のシボ目はわりと荒めです。そのためディテールの描き込みに制約があり、毛並みの方向性の表現が難しい。もわっとした感じの表現はやりやすいのですが。
と言って毛並みの精密な再現を抑えて時間を節約しようと思っても、それだと猫の存在感というか生命感がどうしても低減されてしまう(ぬいぐるみを描いたような絵になる)。
このあたりの表現力は、画材より能力の問題かも知れませんが。


アーテレーズとは違ってインクテンスは定着が良く(パルプ紙より表面がざらついているので色鉛筆の色乗り自体は良好)、擦っても色が落ちたりはしませんが、その分一発勝負になるので、神経と時間を使う工程なのは変わらないです。

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最初はやっぱり肝心です。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】1

では、いよいよウォーターフォード水彩紙(ホワイト・中目)を使って猫を描きます。


今回はブロックではなくバラ売りの1枚紙なので、本来なら水貼りしたほうが良いのですが、水貼りキライだし高価な初体験の紙で失敗したらやだしでそのまま使うことに。

とは言えこの場合、水を多く使う塗り方だと紙がボコボコになるのは目に見えています(厚めの同じ紙もありましたがケチって薄いほうを買ってしまったので)。
そこで、メインの猫にはインクテンスを使い、少量の水で必要最低限のみ水入れし、背景は透明水彩でドライブラシのみ行うことにしました。


まずはいつものセリアの水彩色鉛筆でポイントグリッドを打ち、三菱アーテレーズのセピアとキャメルで下書き。





相変わらず分かり難いですが、下書きは顔周りと足先のみです。
ウォーターフォード紙に対してアーテレーズは定着性が特に弱く、描いた上をちょっと擦っただけでも色が伸びて紙面を汚すので、注意が必要ですね。


続きまして、目、鼻、耳を透明水彩で普通に塗ります。







塗り範囲が小さいので、この程度なら水を使っても紙がボコつくほどではありません。
使った色は、

目→セピア、ブラウンマダー、ローアンバー、テールベルト、オリーブグリーン(W&N)
鼻→パーマネントローズ、パーマネントイエローオレンジ(ホルベイン)、セピア、ローアンバー(W&N)
耳→パーマネントローズ、ニュートラルチント(ホルベイン)、セピア、ブラウンマダー、ローアンバー(W&N)

です。


ウォーターフォードはいわゆるコットン100%の水彩紙ですが、使い慣れたパルプ紙と比べると、紙やすりのようにザラザラした触感が紙表面にあります(シボ目の凸凹とは別)。

実際塗ってみた感じでは、パルプ系水彩紙に比べて染み付きが強く、また染み広がりやすいようです。
一度色を置くとリフティングは難しく、塗り過ぎると修正は困難。洗い出し技法は効かなさそうですね。


水彩でも重ね塗りが効くのは利点だとは思いますが、使いこなすには慣れが必要そうです。

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あけましておめでとうございます。【<(_ _)>】

今年もよろしくお願いいたします。


去年の4月にこのブログを立ち上げまして、9月にART-Meterにて作品の販売を開始、ありがたいことに1点をお買い上げいただきました。


そのご褒美for meというわけでもないですが、年の初めにちょっとした贅沢をと思い、とある画材を使って描いてみることに。

それがこちら。









水彩画界隈ではメジャーで評判も良いウォーターフォード水彩紙です!


画像は上からウォータフォードホワイト・中目、ウォータフォード(ナチュラル)荒目、ウォータフォードホワイト・細目、サイズは中判1/4(380mm×280mm)です。

前から試してみたい気持ちはあったのですが、自分が普段使ってるヴィフアールと比べてもお高い紙ですし、いくら巷の評判が良くても自分に合わなければアレですしということでなかなか手が出ませんでしたが、幸いお試しにちょうど良いバラ売りがあったので、比較用に複数種類入手してみた次第です。

年末はバタバタして絵を描く余裕もなかったのでブランクが出来てしまいましたが、時間が取れ次第、制作過程をUPしていきたいと思います。



ところで、ウォータフォードって去年値上がりしたみたいですね。
よ く使ってるダーウェントのインクテンスも、水彩色鉛筆の超高級品・アルブレヒトデューラーなみに高くなったばかりか、なんかあちこちの店頭から姿を消していってるし、どうなっているのやら。(ダーウェントの販売代理店が変わったとの話は聞いていますが、ほとんどダーウェントが日本から撤退したみたいな感じ ですね。)

ART-Meterで絵が売れたら憧れの高級画材を買ったるで!とか妄想しておりましたが、今年は消費税も上がるし、金策は追いつきそうにないかもです。

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もういくつ寝ると。【色画用紙に猫を描く。第2弾】7

毎度のごとく予定を大幅に遅れてようやく仕上げ。


ヒゲはチャコールホワイトで下書きしてから(画用紙自体はチャコールホワイトの乗りは良かったんですが、アクリルや色鉛筆を塗った上には全然乗りませんでした)、いつものブリードプルーフホワイトで描きました。

アクリルのチタニウムホワイトを使うことも考えましたが、伸びの良さなども考えるとやはりブリードプルーフホワイトに軍配が上がるかなと。










結果的にこの判断は正解でした。

全体的に白の明度が不足しているため、ヒゲの白が予想以上に主張してヒゲとそれ以外との遠近が狂って見えてしまったのですが(ヒゲだけがめっちゃ手前に見える)、ブリードプルーフホワイトは乾燥後もある程度水でリフトが可能なので、調整ができました(下地は油性色鉛筆やアクリルなので溶け出す心配なし)。

最初に描いたヒゲのラインをなぞるように、水を付けた面相筆でなぞるといい感じになじみ、しかも不自然なテカリが抑えられると言う一石二鳥の効果が。
この発見は今回最大の成果かも。


耳毛もブリプルで加筆などして、完成です!



年末も近付いてまいりまして、お絵描きできる時間もめっきり減ってきましたので、この後の制作の予定は未定です。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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