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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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シャチハタの水彩色鉛筆を使ってみる。【画材研究】4

シャチハタカステル完結編です。背景を塗って仕上げます。

使用色は仔猫と同じですが、418しゅいろを追加しました。





わかってはいたことですが、色鉛筆、それもハードタイプで面積を稼ぐのはやはり時間も手間もかかりますね。
色乗りの弱い紙と色鉛筆の組み合わせではなおさらです。


なお、今回も途中経過の画像はございません。

ミクストメディアだと、画材を切り替えるタイミングで撮影できるのだけど、単一画材だとどこで作業を切って撮影すれば良いのか、どうもタイミングがつかめない。
作業の勢いみたいなのもあって、それを中断したくない気持ちもあると思います。


最後に、これだけはどうにもならないヒゲを、頼れるブリードプルーフホワイトで描き入れて完成!





水彩色鉛筆なので、ヒゲの形に水を塗り描いてティッシュで押さえ拭き取るやり方(要するにリフト)も試してみたんですが、なぜかうまくいきませんでした(紙によるのかも)。
ミクストメディアではなく、他が全部色鉛筆塗りなのにヒゲだけがブリードプルーフホワイトだとどうしても違和感が出ますが、ヒゲの描き方に根本的な解決が見出せない現状ではいかんともしようがないです。



ところで、わざわざ油性ではなく水彩色鉛筆を買ったわけですから、テストとしては水入れも試してみるべきだというのは当然ですが、そして最初はそのつもりでいましたが、描いていてどうにも悪い予感しかしなくなりまして。

これまでの結果から考えると、おそらくこれに筆で水を入れると、苦労して塗った色がことごとく筆に吸い上げられてうっす~い仕上がりになってしまうという、セリアの水彩色鉛筆で陥った悪夢が再現される未来しか見えず(セリアは水溶けが少し悪かった分、色の薄まり具合がまだマシだったのかも)、水入れは断念することにしました。


まあ、そうしますとハード色鉛筆(ほぼほぼ)オンリーで猫を描いたのは意外とこれが初と言うことになりますので、それなりに経験とデータが取れたと言うことで良しとします。



予想以上にてこずらされましたが、さすがに過去同じモチーフでテストした100均の各種画材に比べると、繊細なタッチに仕上がりました。

このセットは当初の予定通り、補助的に使う(かも)のに留まると思いますが、水彩色鉛筆としてはお手頃値段だし普通の色鉛筆として手軽に使うこともできるし、悪くはない買い物だったと思います。

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シャチハタの水彩色鉛筆を使ってみる。【画材研究】3

雨にも負けず、シャチハタの水彩色鉛筆を使って猫を描いてみようと思います。モデルは久しぶりのあの仔猫ちゃんです。(出典:『PHOTO STOCKER』※現在このサイトはリンク切れです。)

紙はこれまた久しぶりのセリア(Kyowa製)A4スケブ、これにA5サイズで描きます。



セリアの水彩色鉛筆でポイントグリッドを打ってスタート。

シャチハタの水彩色鉛筆は水溶けが良いので、ポイントグリッド用としては使い難い。後から水を使ってもある程度溶け残ってガイドとなる100均水彩色鉛筆のほうが適しています。(一般的にはマイナスに評価される性質ですが。)

たぶんダイソーのも同じような使い心地だと思いますが、セリア(サンノート製)のが紙ケースに入っていて管理・保管しやすいです。


仔猫の塗りに使ったのは以下の色です。


414 だいだいいろ
416 あかだいだい
426 えんじいろ
487 つちいろ
478 ちゃいろ
476 こげちゃ
480 くりいろ
499 くろ


だいだいいろから始めて順次暗い色を塗り重ねていく方式でやりましたが、もともとすべりの良いシャチハタの色鉛筆とセリアのつるつるなスケブ紙の組み合わせでは、とにかく色が乗り難い。その色で出せる一番濃いレベルまで持っていくのがひと苦労。

しかも、茶トラ系の猫の毛色を表現するのに良い感じの色が意外となく、必然的に重ね塗りで必要な色を出すわけですが、塗り込めば塗り込むほど芯先が滑って色の乗りが悪くなるし、どうも茶トラを塗るのには向いていない色構成だったようです。


塗りに必死過ぎて途中経過を撮影する余裕がなく、仔猫を塗り上げたあたりでようやくパシャリ。






シャチハタはいわゆるハード系色鉛筆に相当するので、芯を尖らせて精細な描き込みをするのは得意そうに思えたのですが、思わぬ不具合が発覚。

ロウ成分の多いタイプの色鉛筆にありがちな塗りムラの出やすさがシャチハタの色鉛筆にもあり、芯を尖らせて描いてもこのムラが出るために思いのほか精度が出せない。ムラによる色の薄くなった部分を塗りつぶそうとしても、どうしても色が乗らないのです。

そのため、精度の必要な目の塗りもガタガタしてしまいがちです。





このあと、なんとか背景も塗って仕上げようと思います。

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シャチハタの水彩色鉛筆を使ってみる。【画材研究】2

とりあえず色見本を作ってみました。


全体的に明るく鮮やかな色調が多いようです。色相環に沿ってまんべんなくフォローしているようで、金、銀を除けばさほど特徴的な色はないようですが、似た色がダブってる感がなきにしもあらずですね。特に青と紫系統が謎に充実しています。
グレー系統や渋めの色はだいぶ少ないです。





サイズの関係で見づらいですが、ケースに入ってた通りの順番になってます。

「しろ」のみマッキーで黒塗りした上から塗っています。下地の隠蔽力はかなり低く、白色としてよりブレンダーとして使うのが良さげです。





描き心地とその結果は三菱のNo.880などに非常に似ていると思います。すなわち芯が硬めで、滑りが良くスルスルと書けますが、光沢が出やすくまた透明度が高めです。そのためしっかり濃く塗り込むのは難しく(塗り込んで塗膜が厚くなるほど芯先が滑って色が乗らなくなる)、筆跡のムラも残りやすい。これはコピー紙など紙面が平滑な紙ほど顕著です。



先の色見本の右端を水で溶かしてみました。





水溶けは良好です。筆跡もほとんど残らないレベルで溶かすことができます。

ただ、もともとの色乗りが弱いため、明るく薄い色は水を使うと消えてしまうレベルです(どの水彩色鉛筆でも同様ですが、水を使うと色が筆のほうに移ってしまうので、薄い塗り方だと紙面上の色が除去されてしまう)。

紙の種類によるかもですが、いずれの色も筆を使って水に溶かすと色味は落ちる傾向があります(バックランも激しい)。しかしドライ状態の時点で濃く塗り込むのが難しいので、水を使う使わないに関わらずあっさりした絵柄になりやすいかも知れません。

ドライ状態から水で濡らしてティッシュで押さえれば、色を除去すること(リフト)は可能ですが、一度水で溶かしてしまった場合は、再度水で同様に処置しても色の除去は難しいようです。


以上を踏まえて、このシャチハタカステルを使って猫を描いてみようと思います。

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シャチハタの水彩色鉛筆を使ってみる。【画材研究】1

元号が変わった今年ももう半分が終わりますね。(((;゚Д゚)))


詮方なき事情があったとは言え、だいぶブランクが開きましたので、初心に帰って画材研究からやり直したいと思います。



今回テストしてみたのは、シャチハタの水彩色鉛筆です。

知る人ぞ知る、シャチハタ製なんだけれどもなぜか色鉛筆の名門ファーバーカステルの名を冠しているアレです。通称『赤缶』。

中身は本家FC(通の間では『緑缶』と読んで区別されている模様)とは別物と言うのはネットでは有名な話なので、騙されて買ったわけではありません。ありません。


ミクストメディアで猫の絵を描くようになってから、色鉛筆もぼちぼち買い揃えるようになったのですが、単品で必要な色だけを買ってきたので、かなり色相が偏ってしまいました(猫の毛色自体偏りがあるので)。
しかし他の色相の色もまったく不要というわけでもなくて、ただ使う頻度とか量がかなり少ないので、それらを全部高価なブランドで買い揃えるのはコスパが悪いと思いまして。
お手軽感のあるシャチハタを買うことにしました。


こ れ で す !



バラ売りはやっていないとの情報もあったので、奮発して36色セットをチョイスです。

シャチハタからは通常の油性色鉛筆と水彩色鉛筆とが出ていますが、油性タイプは別にシャチハタでなくても三菱やトンボもあるので、このたびは水彩のほうを購入しました。
水彩なら混色でより多くの色相をカバーできそうだし、水を使わなければ普通の色鉛筆として使えますし。


中身はこんな。↓




バランスよく色が入っていて良い感じです。やはりセットで買うと単品買いよりゴージャス感があります。
右端は水彩色鉛筆セットにだけ入っているらしい筆ですね。まあ使わないけど。



実はシャチハタ製FC色鉛筆は以前からある問題が指摘されておりまして、それは色鉛筆本体には色名がなく番号だけが刻印されているのに、缶ケースの蓋裏に書かれている内容一覧は番号はなくて色名だけが記されており、どの番号が何色になるのか分かり難いと言う点です。

シャチハタ側はこの問題に対して根本的な対応をしてこなかったようですが(いちおうHPには対応表があるけど、画像が小さくて見づらいというね)、最近になって缶ケースの仕様を変更したらしい。

こんな感じです。↓




ケースの上蓋に窓が付いて、中身が見えるようになりました。(全部が見えるようにはなっていませんが。)
あと、ロゴもエンボス加工になってます。

ところがその結果として蓋裏には何も印刷されなくなり、色名のリストすらなくなってしまったのです!

では、ここにあったリストはどこへ行ったかと言うと。↓




缶ケースを入れてあった外装フィルムの裏側に・・・。

そして相変わらず色名だけで番号との対応はなし。
鉛筆本体も番号のみで色名は入ってません。


外装フィルムなんて使ってるうちに破損したり破棄してしまう可能性も高いのに、なぜわざわざコストアップになるような仕様変更をしてまでより不便にしてしまうのか。


そんなシャチハタカステルですが、色鉛筆自体は改悪はされていないだろうと信じて使ってみようと思います。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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