これまで水彩とアクリル(水彩調)をメインで使ってきたので、その支持体(紙)は水彩紙を選んでいました。また、水貼り作業が苦手なので水彩紙の中でもブロックを出している種類(ただし安いもの優先)の中から選びました。
しかし、紙が波打たなければいいという条件ならイラストボードという手もあります。水彩紙ブロックを実際に使ってみたところ、たっぷり水引きすると意外と大きく波打ってしまったので、一度イラストボードの使い心地を試してみようと思ったわけです。
ただブロックに比べて水彩紙のイラストボードというのは、あまりバリエーションがない。調べながら探してみると、「アクリルデネブ」という紙のイラストボードを見つけました。
比較的最近になって登場した紙らしく、ネット上の評判も(あまり数は多くはないが)よさげだったので、通販でお取り寄せしました。
B4サイズ、2.5mm厚のアクリルデネブボードです。サイズは各種あり、厚みも他に1.5mmがあります。
表面はこんな感じ。細目を選びましたが、ケント紙のような平滑さではなく微妙に凸凹(シボ目)があります。↓
とにかく「驚きの白さ」が売りらしい。これまでのクレスターやヴィフアールがナチュラル色だったので、真っ白な紙を試してみたい気持ちがあったこともチョイスの動機になりました。
この新しい紙とイラストボードの使用感のチェックの他に、今回は複数種類の画材の併用について実験的にやってみるつもりです。
これまで水彩とかアクリルとかいろいろ試してきましたが、どれも一長一短がある。また、画材によって表現できる質感にも差異があります。
これらの画材を組み合わせて使うことで、互いの短所を補いつつ題材の質感表現にも適材適所で対応できるんじゃないかと、期待しておるわけです。
今回はアクリル、透明水彩、色鉛筆の組み合わせでやってみます。制作は次回からです。