前回チョイスしたホルベインのアーチスト色鉛筆の色揃えでは、白猫を描くには不完全であることが判明しましたが、結局あとどんな色を揃えれば良いのかがわかりません。そこで、とりあえず手持ちの他の色鉛筆から必要分を調達して再挑戦し、不足分の色を突き止めます。
紙は今回、タッチⅡというのを使ってみます。
ナチュラル色のヴィフアールに対してホワイト色のこれと言った紙も欲しいと思っているわけですが、エクストラホワイトは高価だしコットマンは入手がやや難しい(案外扱ってる店舗が少ない)。安価で入手しやすそうな白色紙の候補として選んでみました。
実際見てみると、コットマンよりも白っぽい。紙表面には中目相当のシボ目がありますが、パルプ紙の特徴として手触りは滑らかです。
モチーフの白猫は前回と同じ、
pixabay より
MabelAmber氏の作品です。
いつものようにアーテレーズで目鼻などの下書きをしますが、わりと強めのシボ目のためか精密な描き込みは難しくぼやけた感じになります。どういうわけか消しゴムかけもあまりよく効かず、痕跡が残りがちでした。
本塗りは、前回と同様インクテンスで猫のアウトラインを縁取りするところからです。エクストラホワイト荒目ほどではないにしても、紙のシボ目とインクテンスのソフト性のために精密な毛並み描写はやはり難しいです。インクテンスは今のところ11色を使っていますが、それでも必要な色が足りない感があり、色鉛筆での色表現はなかなか難しいものがあります。
ダーウェント・インクテンス(背景のみ)
・バーントオレンジ
・タン
・マスタード
・オーク
・ウィロー
・ベークトアース
・サドルブラウン
・バーク
・マダーブラウン
・ビーチグリーン
・スプリンググリーン