白い色鉛筆で白猫を塗る続き。
明度不足のフォローのため、ダーウェント・カラーソフトのホワイトで明るい部分を塗り重ねてみたのですが、ほとんど効果がない。先に塗った三菱880やトンボ1500の塗膜が滑って色が乗らないのかも知れないが(しっかり塗り込んだ部分は光沢が出る)、その辺を差し引いてもカラーソフトのホワイトはソフト系色鉛筆のわりに隠蔽力不足な気がする。
そこで登場、三菱ポンキー。
サクラのクーピーっぽい全芯タイプ(ただし外皮の巻紙あり、これは接着されていて剥がせない)で学童向けらしいですが、テストしてみると下地の隠蔽力はけっこうありました。
が、ここに来て問題発生。先に塗った880や1500の塗膜が予想以上に邪魔をしてポンキーが乗らない!
最初にポンキーで白の濃い範囲を塗ってから、補助的に880や1500を使うべきでした。
薄い色から濃い色へという通常の作業パターンにとらわれ過ぎていたようです。
頑張りましたがこれ以上はどうしても白が濃くならず、色鉛筆段階を切り上げました。
ポンキーの使い心地は、色鉛筆というよりハードなクレヨンという感じ。
濃く塗れるのは良いのですが、芯先を尖らすと先が欠けやすく、しかもそのかけらが紙面にこびりつきます。そのため細い線を重ねて毛の流れを表現するというのは難しいです。
工程の後になるディテールの描き込みより、早い段階で面を手早く塗る使い方がベストかも。
この後は、白黒逆転デッサンみたいに仕上げるのも悪くはないのですが、いろいろ試すための試作品でもありますので、色味を付け足してみることを考えてみます。