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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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コットマン中目を使ってみる。【画材研究】4

ディテールを塗っていきます。


鼻は少し暗い範囲にバーントアンバーでうっすら影を入れておき、サンギュイン、シナモン、ミディアムフレッシュで色調を整えていきます。鼻の穴の影はバーントシェンナやバーントアンバー、テラコッタなどで下塗りし、最暗部は新規導入のウォルナッツブラウンで入れてみました。前回バーントアンバーで足りなかった暗さも確保できていい感じです。


次は耳です。タフト(耳介内側の耳毛)は塗り残し方式としました。

バーントアンバーとビストロで暗い部分を下塗りし、サンギュイン、テラコッタで色味を上塗りします。シナモンやミディアムフレッシュも少し使いましたが、必ずしもなくても良かったようです。最暗部は新規導入のキャプトモータムバイオレットにバーントシェンナやサンギュインで色を馴染ませました。キャプトモータムバイオレットは地肌の暗色として追加したものですが、これも良い感じです。

タフトの根本の黄色っぽく色づいている部分などは同じく新規導入のブラウンオーカーやバーントオーカーを使ってみました。この2色とテラコッタの色調の差は微妙な違いですが、使い分けると案外良い感じに仕上がります。哺乳類は色相の幅が少ない分、似た色のバリエーションがあったほうがリアルになりますね。

塗り残し方式としたタフトですが、こっちはどうにもうまくいきません。ざっくり塗るとまたぼやけた感じになってしまうので、できるだけシャープな線が残るように注意して塗りこみましたが、それでも毛のエッジをうまく立たせることができませんでした。


画竜点睛の目を塗ります。

ファーバーカステルはもともと茶トラ猫の毛色や地肌を基準に選んでの購入だけだったので、それらとかけ離れた目の色はフォローしていません。なので、虹彩部分はインクテンスの水彩塗りとしました。
インクテンスを選んだのは、水で溶かしたあと乾くと耐水性になるからです。安価なパルプ紙の特性として、通常の水彩色鉛筆を塗ってからの水入れはバックランとリフト効果でうまくいかない可能性が高いのです。
ただ色鉛筆モードで描き入れてからの直接水入れは、特にインクテンスはコントロールが難しいので、水彩絵具と同じやり方で塗ることにしました。別の紙にインクテンスを塗り込んで、濡らした筆で色を取ります(色鉛筆の芯に直接水をつけると、あとあと変質の可能性がありそうなのでやりません)。

紙面に水塗りしてからピーコックブルーとオーク、バーントオレンジで下塗りし、マスタードでメインのイエローを上塗り、アクセントとしてタン、ウィロー、カドミウムイエローをちょい足ししました。まずまずの仕上がりとなりましたが、直接塗り込むのと比べると色を暗くするのが難しかったです。

目の粘膜部分(アイライン)はアルブレヒトデューラーのウォルナッツブラウンで描き込み、さらに面相筆で水入れしましたが、やはりバックランやリフト効果で薄くなる現象が見られました。水入れしたのはアイラインをクッキリさせるためでしたが、あえてやらなくても良かったかも知れません。瞳孔もウォルナッツブラウンを使い、こちらは水入れしませんでしたが、問題はありませんでした。







 

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