最後の仕上げ、背景はソフト系色鉛筆総動員でのテストです。
水彩色鉛筆を使って水入れをし、手っ取り早くシボ目を埋めることも考えましたが、そうすると鉄筆で彫ったヒゲが埋まってしまうと思い、ドライで仕上げることにしました。彫るタイプのヒゲ表現は、水彩では使えない点も考慮しないといけませんね。
背景の使用色は以下の通りです。シボ目が荒めだと、ソフト系色鉛筆の塗り心地はどれもほとんど同じになり、色調以外には特に使い分けする根拠もありません。基本的な塗りのテクニックとして、明るい範囲は暗い色を先に、暗い範囲は明るい色を先に塗っておくのが良いようです。
カリスマカラー
・ダークアンバー
・ダークブラウン
・セピア
・ウォームグレー90%
ダーウェントドローイング
・サンギュイン
・ベネティアンレッド
・ウォームアース
ヴァンゴッホ油性
・ローシェンナ
・グリニッシュアンバー
ホルベイン
・ベージュ
インクテンス
・スプリンググリーン
以上でコットマン水彩紙中目を使った試作品は完成です。
基本的には、コットマンは色鉛筆画に使うのには適した紙だと思います。ただ中目や荒目ではあまり暗い色調、こってりした画風には難しいかも知れません(明るめ、淡い色調の画風なら問題ないかと)。細目であれば色鉛筆画には最適な気がします。
比較的安価ですし使い勝手の良い紙だと思いますが、意外と取り扱ってる店舗が少ない点は残念です。