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よし、絵を描こう。

落ちぶれ貧乏人がお絵描きに挑戦するブログ。猫成分多め。

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今年の初出品。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】5

前回で完成したつもりのサバトラ仔猫ですが、後になってドライブラシした背景の範囲がちょっと狭過ぎた気がしたので塗り広げました。





今度こそ完成ですw


試作品のつもりでしたが、一応成功作となりましたので、これを本年最初のART-Meter出品作にしたいと思います。


現在掲載申請中ですので、審査が通ったらまたご連絡いたします。



ところで、お気づきでしょうか。

実はこの仔猫、買った紙のサイズである中判1/4サイズ(380mm×280mm)いっぱいに描いたのではなく、その半分のサイズで描いております。

失敗のリスクにビビって保険を掛けていたわけですw

初めて仔猫を描いたのも、サイズに合わせて、ということもあったからです。


このやり方ならば、水貼りなしでも紙はほとんどボコつかずうまく仕上がりましたので、同じ手法で残った半分にも仔猫を描いてみることにします。

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(今回も迷走しまくったが完成はしたから)ヨシ!【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】4

背景を透明水彩でドライブラシしました。

あまり具体的には描かず抽象的に(適当にとも言う)塗って様子見。










色はホルベイン透明水彩からリーフグリーン、カドミウムグリーンペール、フーカスグリーン、プルシャンブルーです(フーカスグリーン、プルシャンブルーは透明度が高いので単独では使わずカドミウムグリーンペールなどと混色して使用)。
極力水分を控えることで、紙のシワ寄りを抑えることができました。
その分絵具をだいぶ消費してしまいましたが。(ドライブラシは見た目以上に絵具を消耗します。)



ヒゲは今回、インクテンス入れの段階で白抜きに残しておく手法でやってみましたが(マスキング液とかではないです)、中目の水彩紙とソフトタイプ色鉛筆の組み合わせでは精度が出し難く、太めでピンボケな仕上がりになったので、結局ブリードプルーフホワイトでフォロー。

水彩で入れたタフト(耳毛)もぼやけた感じになったので、白色鉛筆のチャコールホワイトで加筆してみました。









画像ではほとんど(と言うか全然)わかりませんが・・・。


試行錯誤しましたが、まあ高価な紙を無駄にすることなく完成できたのでヨシ!とします。

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結局根気がモノを言う。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】3

インクテンスに水入れしました。









水の使用量を最低限に抑えるため、細めの筆でちまちま濡らしていきます。

ただ、コットン紙の性質なのか、筆を入れた直後はいい感じでも時間が経つと染みのような広がりが現れ、毛並みのシャープさが損なわれる感じになる。しかもこの時、無用の水彩境界が生じる上に、染み付きが強いので修正が利かないのも難。

このあたりはパルプ紙のほうがまだ使い良いのかも知れませんが、パルプ紙は表面が滑りやすく色鉛筆の乗りが悪い問題もあり、一長一短です。

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無能を画材のせいにする定期。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】2

インクテンスで全身の毛並みを塗りました。









今回はサバトラの仔猫のつもりなので、インクテンスはニュートラルグレー1色です。余計な色味を足すとかもなし。
ウォーターフォード紙の使用感のチェックに集中します。


ウォーターフォードの中目のシボ目はわりと荒めです。そのためディテールの描き込みに制約があり、毛並みの方向性の表現が難しい。もわっとした感じの表現はやりやすいのですが。
と言って毛並みの精密な再現を抑えて時間を節約しようと思っても、それだと猫の存在感というか生命感がどうしても低減されてしまう(ぬいぐるみを描いたような絵になる)。
このあたりの表現力は、画材より能力の問題かも知れませんが。


アーテレーズとは違ってインクテンスは定着が良く(パルプ紙より表面がざらついているので色鉛筆の色乗り自体は良好)、擦っても色が落ちたりはしませんが、その分一発勝負になるので、神経と時間を使う工程なのは変わらないです。

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最初はやっぱり肝心です。【ウォーターフォード水彩紙に猫を描く】1

では、いよいよウォーターフォード水彩紙(ホワイト・中目)を使って猫を描きます。


今回はブロックではなくバラ売りの1枚紙なので、本来なら水貼りしたほうが良いのですが、水貼りキライだし高価な初体験の紙で失敗したらやだしでそのまま使うことに。

とは言えこの場合、水を多く使う塗り方だと紙がボコボコになるのは目に見えています(厚めの同じ紙もありましたがケチって薄いほうを買ってしまったので)。
そこで、メインの猫にはインクテンスを使い、少量の水で必要最低限のみ水入れし、背景は透明水彩でドライブラシのみ行うことにしました。


まずはいつものセリアの水彩色鉛筆でポイントグリッドを打ち、三菱アーテレーズのセピアとキャメルで下書き。





相変わらず分かり難いですが、下書きは顔周りと足先のみです。
ウォーターフォード紙に対してアーテレーズは定着性が特に弱く、描いた上をちょっと擦っただけでも色が伸びて紙面を汚すので、注意が必要ですね。


続きまして、目、鼻、耳を透明水彩で普通に塗ります。







塗り範囲が小さいので、この程度なら水を使っても紙がボコつくほどではありません。
使った色は、

目→セピア、ブラウンマダー、ローアンバー、テールベルト、オリーブグリーン(W&N)
鼻→パーマネントローズ、パーマネントイエローオレンジ(ホルベイン)、セピア、ローアンバー(W&N)
耳→パーマネントローズ、ニュートラルチント(ホルベイン)、セピア、ブラウンマダー、ローアンバー(W&N)

です。


ウォーターフォードはいわゆるコットン100%の水彩紙ですが、使い慣れたパルプ紙と比べると、紙やすりのようにザラザラした触感が紙表面にあります(シボ目の凸凹とは別)。

実際塗ってみた感じでは、パルプ系水彩紙に比べて染み付きが強く、また染み広がりやすいようです。
一度色を置くとリフティングは難しく、塗り過ぎると修正は困難。洗い出し技法は効かなさそうですね。


水彩でも重ね塗りが効くのは利点だとは思いますが、使いこなすには慣れが必要そうです。

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プロフィール

管理人:
吉 比古 [よし ひこ]
趣味:
猫を描くこと
ひとこと:
モフモフな猫をモフモフに描けるように頑張ります。

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