ようやく仕上げです。毎度のブリードプルーフホワイトでヒゲ入れ。
あと、使った色鉛筆の色見本を追加しました。
猫の明度が全体的に明る過ぎたため、白でヒゲを入れてもなかなか目立たないし描くのも難しくなります(どこを塗ったのかわからなくなる)。
ブリードプルーフホワイトは乾くと光沢が出るので、見る角度を変えれば光って見えるっちゃ見えるのですが、このテカリが質感として不自然になってしまうのも悩ましいところです。
ウォーターフォードホワイト細目の使用感についてまとめますと、ケント紙に匹敵するほどのキメの細かさがありますが、微妙なシボ目は残るためソフトなタッチに仕上がります。また、水を使わない色鉛筆オンリーでも発色が良いです。
ソフト感を強調できる一方で、シャープなエッジは出し難い。染み付きが強くリフトが効かないことや、バックランが強いことなどから、少量でも水を使う塗り方をする場合は注意を要します。
性質面以外の問題は、価格が高いことでしょうか。コットン系水彩紙の中ではまだ中堅レベルですが。
消費税が上がるちょっと前に値上げしたようですが、ウォーターフォードのみならず多くの画材が税UPの前に値上がりしており、お絵描きはますますセレブなご趣味の域に離れていきそうです。
まあ一番の問題は、この紙の性能を十分引き出せていない自分の能力不足ですけどね。