ポリクロモス3色(テラコッタ、バーントシェンナ、ライトフレッシュ)、アルブレヒトデューラー2色(バーントアンバー、ミディアムフレッシュ)で毛並み全体を塗り、色のバランスを取っていきます。
同じ色構成での塗りなので、仕上がりはブリストルの時と大差ない感じです。しかし発色はブリストルより良好で、さすが高級水彩紙と言ったところです。
タフト(耳毛)はブリストルの時と同様、塗り残し方式としましたが、やはりシャープなエッジを出すのは困難です。
色鉛筆の色乗りの良さを維持するためには、面塗りでさえ芯を常に尖らす必要があるようで、作業に時間がかかるうえに色鉛筆の消耗も激しくなります。ブリストルに比べるとウォータフォードは表面のざらつきが大きいぶん芯の磨耗が速く、そして芯先がちょっと丸くなると途端に色乗りが悪くなる性質があるようです。
コットン系水彩紙のお値段と高級色鉛筆の消耗率を合わせて考えると、さすがにコスパの面ではなかなか厳しいものがあると思います。