いろいろあってまたも絵を描く余裕を削ぐアクシデントが起こってしまい、更新ペースは亀に戻りそうです。。。(´;ω;`)
まあでも、ぼちぼちやっていきます。(`・ω・´)
前回までのテストで、ファーバーカステルの使用感は良好でしたが、ケント紙は自分的には今イチでした。
もうちょっと色乗りが良くて、なおかつ細密表現も可能な他の紙はないものか?
などと考えておりましたら。
以前、試験的に取り寄せたウォーターフォード水彩紙の中に、細目の紙もあったのを思い出しまして。
それまで水彩紙は中目、荒目をメインに使ってきましたので、細目の紙は使いそびれたまま放置プレイでしたが、この機会にテストしてみることにしました。
未使用の状態で見てみますと、同じ紙の中目、荒目とはまるで違う紙のようです。ケント紙と比べても遜色ない平滑さですね。
中目や荒目では、見た目のシボ目とは別にサンドペーパーのような手触りがありましたが、細目ではそれもほとんど感じられず。
これは、思ったほど色鉛筆の色乗りは期待できないか・・・?
とりあえずいつものようにセリアの水彩色鉛筆でポイントグリッドを打ち、アーテレーズで下書き。あと、ファーバーカステルの色見本も塗り塗り。
ポリクロモスとアルブレヒトデューラーで色見本を作ってみた感じでは、ケント紙よりはさすがに色乗りや発色は良い気はするけれども、それほど差はないようにも感じました。
また、ポリクロモスはやや紙目が浮き出すようなムラが出やすく、塗り込みで生じた塗膜が重ね塗りの邪魔をする感じがケント紙よりも強い気がします。ケント紙に近い平滑さとは言ってもいくらかシボ目の凸凹は大きいので、そのためかと。
アルブレヒトデューラーはポリクロモスより芯がちょっと柔らかいためか、この点はいくらかマシな感じでした。
アーテレーズによる下書きは、ケント紙(ブリストル)よりは色乗りがましかなと言う程度で格別描きやすいということもない感じ。芯を尖らせてもぼやけがちで、またケント紙に比べると消しゴムが利き難い(完全に消えない、紙表面が荒れる等の問題が出る)ようです。
ところで、ポイグリ打ちは習慣的にセリアの水彩色鉛筆を使いましたが、考えてみればセリアを使うのは水彩やアクリル塗りで水を使う前提で、作業過程で点の色が薄まることを見越しての利用だったので、水をほとんど使わないような色鉛筆画ではセリアを使う必然性に乏しいことに今さら気が付きました。
今回のようなケースでは、ポイグリもアーテレーズでやれば十分でしたね。慣れは効率化には必須なものではありますが、時として合理的に考えたり行動することを忘れさせる恐ろしいものでもあると思います。